mind.

学んだことの記録

『イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」』を読んで

なぜ読もうと思ったのか

この動画を見て真子社長が「必読中の必読」と言っていて気になったので読んでみました。
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僕は日頃イシューを持って仕事をしておらず(イシューってなんやねんレベル)、仕事にやりがいを感じられていないので、少しでも行動を変えるきっかけになればいいと思いました。

どのような本なのか

仕事をするときに、自分の仕事がどのような価値を生み出しているのかを理解していないときはしばしばあります。
そのような状況に陥らないようにするには答えありきで物事を進めるのではなく、イシュー(解くべき問題)を考えることから始めることが正しいということが書かれています。

印象に残った部分

チーム 内 で「 これ は 何 の ため に やる のか」 という 意思 統一 を し、 立ち返 れる 場所 を つくっ て おく。
安宅和人. イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」 (Kindle の位置No.435-436). 英治出版株式会社. Kindle 版.

これはスクラムインセプションデッキの意義と同じです。
集団で何かの課題を解決するにはこのような共通の認識が必要なのだと改めて実感しました。

感想

パフォーマンスを高く仕事を行うために必要な考え方が学べる良書だと思います。
真子社長が必読と言うことも理解できます。
日頃漫然としている作業に意味があるのかと疑問を持たせられました。
また、これは読む前からですが、抽象的な経営目標と、それに矛盾した戦術的アプローチを現場に強いる会社の上層部に強い憤りを感じました。
ただ、会社の上層部に文句を言うのは簡単ですが、本当に状況を改善したいと思うなら、社員全員がこの本に書かれていることを実践して上層部の意識を変えることが必要なのだと思います。
もし、自分が会社を経営する立場になったときは、またこの本を読み直してイシューから始めるようにします。

イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」 安宅和人
https://www.amazon.co.jp/dp/B00MTL340G/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_oHWKEbX18Q43Z